4/8より全国で公開中です。
子どもが「親子でこの映画見に行くなんてだいぶ家の風通しよくね？」と言ってきて、そうかもなと思ってからいろいろ考えてしまいました。
単純にいい話だな、と思ったので子どもたちに一緒にドラマ見ようよと言ったのですが、確かに私も子どもにしか薦めていません。こういう物語だとどうしても先入観があるからか、周りを見渡すと劇場には大人の女性ばかり。原作はTwitterで書かれ始めたそうですし、都市伝説をもとにしているので題名はちょっとアレだと思いますが、でも逃げ恥もだいぶ言葉がきつかったし鬼滅の刃だって呪術廻戦だって、おどろおどろしいのに小さい子も含め家族で見ていましたよね…
プロデューサーさんが「他者がジャッジする視線は入れない、ただそこに在るものとして描きたい」とおっしゃっていたけれど、全てがひたすらに優しい世界の中で、みんなが互いを思いやりながら一生懸命そのままで存在している姿がとても印象的でした。今はみんな、ただ自分が感じるままに生きることが難しいです。原作者さんが言う通り、かくあらねばという風潮の強いこの時代だからこそ、この物語が多くの人を惹き付けるのだと思います。
主演のお二人も「宝物のような作品」「やる意義があると思った」とおっしゃっています。この映画のことをみんなが好きだと言えて、お茶の間で揃って楽しむのが普通の時代が来たらいいのになと思います。
